わざと困ることをして親を困らせるのはなぜ?
~子どもの「試し行動」~
何度注意しても、保護者の方を困らせる行動をとる……。大人の顔色をうかがいながら「わざと」やっている……。このような経験をしたことはありませんか?
子どものわざと大人を困らせようと行っている行動を「試し行動」といい、「自分は本当に愛されているのだろうか?」と大人の愛情を確かめる行動なのです。
「悪い」とわかっていても、大人の気を引くためにどうしていいかわからず、手っ取り早いネガティブ行動で注意を向けようとして、「自分を見捨てないか?」「好きでいてくれるか?」を確認しているのです。
試し行動をする相手というのは、子どもにとって大切な「この人に愛されたい」と思う人なのです。そのような時は、子どもの「かまってほしい」「もっと見てほしい」という気持ちに応えてあげると、満たされた表情を見せてくれます。
好ましくない行動は子どもからのメッセージです! イライラすることがあるかもしれませんが、ダメではなく、一呼吸おいて何がいけないのかを伝えていけるといいですね。
また、少し意識して「スキンシップ」や「ほめる」ことを増やしてあげたいですね。困った行動をしている時ではなく、良いことをしている時や何でもない時こそ、愛情を伝えてあげるチャンスです! たくさん触れ合って遊んであげてくださいね。
【 すまいる 子育て 】
3人のママである保育士が、普段感じていることや、子育てのヒントなどを発信していきます。育児の間に読んで、ホッとしたり、“すまいる”になってもらえればと思います。
長浜市教育委員会事務局・幼児課
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