2024年12月27日
~アタッチメント(愛着)の形成 ②~
前回は、「泣き出したお子さんが保護者にあやされて泣き止む」、この姿が大切なことだとお伝えしました。
これは「アタッチメント(愛着)」の形成がされているということなのです。今回は、愛着形成の2回目、ちょっと長くなりますが、最後までお付き合いください。
アタッチメント(愛着)とは、お子さんと保護者や保育者といった養育者との間に形成される情緒的な結びつき(絆)のことを言います。
乳幼児期の子どもは、安心感を得るために、養育者に対して、泣いたり、声を出したりといった働きかけをします。
子どもの働きかけに養育者が応え、養育者の働きかけに子どもが応えることで、両者の間に情緒的な結びつきである「愛着形成」がされるといわれています。
また「信頼できる人がいる」「安心できる場所がある」といった情緒の安定と信頼感が、その後の子どもの社会性の発達に重要な役割を持つとされています。
子どもと密にかかわれるのは、本当に数年間だけのこと。あっという間に大事な時期は過ぎてしまいます。貴重なこの時期にたくさんかかわり、子どもの気持ちや欲求に温かく応え、心の絆を深めたいですね。
次回は、心の絆を深める楽しい遊びのヒントをお伝えします。
【 すまいる 子育て 】
3人のママである保育士が、普段感じていることや、子育てのヒントなどを発信していきます。育児の間に読んで、ほっとして、“すまいる”になってもらえればと思います。
長浜市教育委員会事務局・幼児課
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