2025年06月13日
~ あ る 日 の 登 校 風 景 ~
毎朝、目にする小学生の登校の姿。
その日は、いつもとは違い、歩道でたくさんの小学生が、頭を寄せ合い何かをのぞき込んでいました。
どうやら、小学1~2年生の児童(Aさん)が転んだようで、上級生の一人(Bさん)がティッシュで血をふいて手当てしている様子をみんなが心配そうに見つめています。
Aさんの足元には、血の付いたたくさんのティッシュが落ちていました。きっと持っている子たちが出し合ってくれたのでしょう。
Aさんは泣くこともなく、落ち着いた様子でBさんが手当てする様子を見つめています。Bさんは手当てをしつつ、Aさんの顔を見ながら何かを話しかけていました。
そうこうしているうちに、お孫さんを送りに来たおじいさんが「どうしたんや?」と、声をかけてきました。
おじいさんは、事情を聞き、その場の様子から大事ないと判断したようで、一声かけて離れて行かれました。
転んだ子を心配する子どもたちの様子や手当てをする小学生の姿に心の育ちを感じ、なんだか、とても温かい気持ちになりました。
きっと、この子たちは、これまでにたくさん愛情を受け、手当てされたり、看病されたりして、優しさや思いやりに触れ、育ってきたのでしょう。その経験が、他者(Aさん)をのぞき込んで心配する姿や手当てする姿につながっているんでしょうね!
Aさんも、みんなが心配し見守ってくれて、心強かったことと思います。
また、地域の方の声かけや見守りは、子どもたちに安心感を与えます。とてもありがたい存在ですね。
思いやりや優しさは、言葉や言い聞かせで育つものではありません。
自分がされてうれしかったことが積み重なり、心の栄養となって育つのです。
自分がされてうれしかったことを誰かにしてあげる……
ほんとうに優しさや思いやりが広がる瞬間でした。
Aさんもきっと、困っている誰かに手を差し伸べてあげることでしょう。
【苦手な方は要注意!】
「観察日記」 アゲハチョウの幼虫
卵から孵化(ふか)した幼虫の成長の過程です。
美しいチョウになるまでに、いろいろな姿に変化します。
我が家のレモンの木をモリモリ食べて大きくなっています。
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よく見れば、愛嬌ある顔でかわいいですね。
成虫した姿が撮れたら、また、お知らせしますので、お楽しみに!
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