2026年09月28日

~『イヤ!』が続く毎日に~
少し心が軽くなるイヤイヤ期の寄り添い方
朝から「イヤ!」
着替えるのも「イヤ!」
ごはんも「イヤ!」
お風呂も「イヤ!」
「じゃあ、どうしたいの?」と聞いても、やっぱり「イヤ!」
そんな日が続くと、「もう、どうしたらいいの……」と、こちらまで途方に暮れてしまいますよね。
「わがままなのかな」
「どうして言うことを聞いてくれないんだろう」
そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、子どもの「イヤ!」は、大人を困らせたいから出てくる言葉とは限りません。
「自分でやりたい」
「まだ遊びたい」
「もっと甘えたい」
「思っていたのと違う」
「うまく言葉にできないけれど、なんだか嫌!」
そんな、子どもの中にあるたくさんの気持ちが、「イヤ!」というひと言になって表れていることがあります。
「自分でやりたい」という気持ちが育っているのも、
「これは嫌」と自分の思いを表現できるようになってきたのも、子どもの大切な成長のひとつです。
だから、まずは、
「イヤなんだね」
「まだ遊びたかったね」
「自分でやりたかったんだね」
と、その気持ちを受け止めてみる。
それだけで、子どもの心が少し落ち着くことがあります。
でも、「気持ちを受け止める」ことと、「何でも子どもの思い通りにする」こととは違います。
たとえば、
「もっと遊びたいよね。でも、今日は帰る時間だよ」
「自分でやりたかったね。でも、今日はお手伝いするね」と、子どもの気持ちを受け止めながら、必要なことは大人が伝える。それもまた、「寄り添う」ということなのです。
気持ちを受け止めても、まだ「イヤ!」が続くとき。
そんなときは、「やらせよう」とするのを少しお休みして、遊びに変えてしまうのもひとつの方法です。
大人が「〇〇しなさい」と言うと、子どもは反射的に「イヤ!」と返したくなります。
でも、遊びの中でなら、自分から動き出せることがあるのです。
たとえば、こんな声かけ。
「あっ、いやいや虫がついてる! もぐもぐ、食べちゃった!」
「パジャマを脱がせる魔法をかけるよ。ぬぎぬぎ〜、ポン!」
「このブロック、おうちに帰りたいって言ってるよ。連れて行ってあげられる?」
ポイントは、大人が少し楽しそうにしてみること。
「魔法」「〜さん」「競争」「変身」——そんな言葉を少し混ぜるだけで、子どもの気持ちがふっと切り替わることがあります。
とはいえ、毎回そんなふうに優しく声をかけられるわけではありませんよね。
「もう、いい加減にして!」とイライラしてしまう日もある。
「こっちまで泣きたくなる……」そんな日もあります。
そんな日があっても大丈夫です。
イライラしてしまったからといって、子どもを大切に思う気持ちがなくなったわけではありません。
「今日はうまくできなかったな」と落ち込む日があっても大丈夫です。
子どもを大切に思う気持ちと、子どもにイライラしてしまう気持ちは、一緒に存在することがあります。
子育ては、いつも穏やかでいられることがゴールではありません。
子どもも、自分の気持ちを伝える練習中。
そして、親も子どもの気持ちに寄り添う練習中。
親も子どもも、まだまだ練習中です。
だから、今日うまくできなかったことがあっても、
明日また「イヤなんだね」と言ってみればいい。
昨日はできなかったことが、今日はできるかもしれない。
それでもできなかったら、また明日。
イヤイヤ期は、子どもが大きくなっていく途中の、大切な時間です。
もちろん、毎日向き合う親にとっては、そんなにきれいごとでは済まない日もあります。
だからこそ、「今日も大変だったね」と、自分自身にも声をかけてあげてください。
「イヤ!」の向こう側には、一生懸命に自分の気持ちを伝えようとしている小さな心があります。
そして、その心と毎日向き合っているあなたも、ちゃんと頑張っています。
今日もたくさん「イヤ!」を聞いたお家の方へ。
子どもも、親も、少しずつ。
今日より明日、明日よりその先へ。
一緒に、ゆっくり育っていけばいいのです。
急がなくて、大丈夫
子どもも、親も、少しずつ
【 すまいる 子育て 】
3人のママである保育士が、普段感じていることや子育てのヒントなどを発信していきます。
育児の間に読んで、ホッとしたり、“すまいる☺”になってもらえればと思います。
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